連休を利用して、イタリアのローマとフィレンツェに行きました。航空券とホテルのみのツアー、そこに自分でフィレンツェへの日帰り旅行を組みました。職場の仲良しの友人と女同士の二人で行きました。行きたい場所を二人で相談した結果、唯一かぶったイタリアに、具体的にローマに決定したのは、「全ての道はローマへ通ず」って言うくらいなんだから、一度は行かなきゃいけないんじゃないの?という程度の軽いものでした。

フィレンツェ街並み.jpg

ローマに3泊するツアーで、そのうちの1日をフィレンツェ日帰り旅行に当てました。初日は、ローマ市内の有名観光地を徒歩でぶらぶら巡ることにし、コロッセオ、パンテオン、トレヴィの泉、スペイン広場などを見て歩きました。ローマは初めてでしたが、思っていたより狭くて、主だった観光名所がほとんど徒歩圏内にあり、とても歩きやすかったです。
食事はほとんど通りすがりのトラットリアで、ローカルなものを食べました。豆のスープやピザ、トマトソースのパスタ、シンプルで美味しかったです。

翌日はバスツアーで日帰りのフィレンツェ 旅行。サンタマリアデルフィオーレ大聖堂や、アカデミア美術館を見学し、フリータイムに街歩きしました。食事は鶏のフライで、観光客向けで少し安っぽかったです。アウトレットショップなる場所にも連れて行かれましたが、安っぽい観光客向けの店。何も買わずに出ました。残りはヴァチカンを見たり街歩きで過ごしました。

ローマなんて有名すぎて、しらけちゃうんじゃないかと最初は思っていましたが、そんな事が全然なくて、驚く事だらけでした。知っているものが想像を超える事ばかり、特にトレヴィの泉は、町歩きをしていたら突然現れるわ、想像以上に壮麗だわで、実際見ないと色々損してしまうんだな、と実感しました。

ヴァチカン美術館へ入る時、手荷物のX線検査があるのですが、その時バッグの中にカップに入った飲み物入れていたのを忘れていて、バッグを横倒しにしてコンベアーに乗せてしまい、バッグの中が大変な事になってしまいました。でもローマはお買い物天国だし、代わりのバッグを買う理由もできて、そんなにがっかりもしませんでした。

町歩きで食べたジェラートも美味しくて、生まれて初めて見たピスタチオを食べて見ましたが、あんなに美味しいものに出会えて「ローマ最強!」と思いました。蚤の市ではガラスのシャンデリアパーツのバラ売りなどたくさん買えて、良いお土産にもなりました。目利きになった気分で、あれこれ品定めしたり値段を交渉したのも楽しかったです。

タクシーの料金をボラれたことが非常に残念でした。海外旅行慣れしておらず、ユーロでの支払いも感覚的になれる前、タクシーもほとんど日本でも乗ったことがなくて相場を知らず、の状態で起きました。ローマテルミニ駅近くから、ヴァチカン美術館へ行くのに、ホテルからタクシーを呼んでもらったのですが、支払いの際「エイティーエウロ」と言われ、「エイティー?」と確認し、「イエス、エイティー」と言うので、80ユーロ出しました。
運転手はそのまま受け取り、さっさと帰って行きました。翌日、似たような距離をタクシーで乗って、だいぶ安かったことから、あれ?もしかして昨日ボラれたんじゃないの?と、やっと気づきました。本当はエイティーン18ユーロだったようです。思い返せば、あの時の運転手は少々(アレ?)みたいな顔をした気がします。にも関わらず、多いよこんなに要らないよ、とは一言も言わず消えました。それに、2回目にタクシーに乗った時、料金メーターがあるのにもやっと気づきました。高い勉強代です。日本の運転手なら、絶対にこんなことはしないのにと思いました。